1987年4月から1997年4月まで発行された第4版の人民元は、流通ストップの噂が広がるにつれて価格が大きく値上がりしている。人気の紙幣の場合、1年間で価格が8倍になったものもあるという。「国際金融報」が伝えた。
第4版人民元は発行終了までに9種類・14バージョンが発行された。1999年に第5版の人民元が発行された後は、第4版と第5版が同時に流通している。
現在、中国人民銀行はまだ第4版の流通をストップさせると宣言していない。しかし、多くの投資者がすでに第4版の人民元を大量に購入し始めている。彼らは第4版の流通がストップするのは時間の問題であり、数量の減少につれて価格も必然的に上昇するだろうと見ている。
一部のコレクターは、「第4版の人民元のうち、人気の種類は短期間で価格が急上昇したのは、背後で巨額の資金による介入があるからかもしれない。このため、価格上昇の余地は少ないだろう」と述べる。一方で、「短期間における上昇幅は大きかったが、前の3版の人民元と比べれば第4版の価格はまだ低く、流通が本当にストップすればまだまだ価格が上昇する余地がある」と見る人もいる。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年6月24日