北京郊外の新築物件「天洋城三期」が6月20日午前、販売を開始し、同物件の販売所内にある「激安価格」の看板が人目を惹いていた。
「天洋城三期」の新物件は7800元/平方メートルの平均価格で売り出された。今年4月に「天洋城二期」の平均価格は11000元/平方メートルに達しており、30%の値下げとなる。
「これは『国10条(国の不動産市場調整策)』の実施後、北京市で値下げ幅が最も大きな物件となる」と、不動産業ベテランの蔡鴻岩氏は話す。
6月に入ってから、北京の多くの物件で値下げが行われており、価格割引による販促が一層強化された。「全額現金支払いであれば、通州、望京地区などの販売中物件は一割引きで買える。一部物件に至っては15%割引となっている」。
業界筋は、「下半期も国の不動産市場調整策は引き続き堅持される見通しで、新築物件販売率の持続的な低迷を受け、値下げブームは広がるだろう」と予測している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月28日