「2010年の中国の財政収入は8兆元に達し、世界2位となる」という報道が、世間の「国富貧民」の議論を引き起こした。
「財政収入8兆元」に関して、人々が2つの懸念を示している。一つは政府が計画的、効率的に8兆元を役に立つところに使用できるか。もう一つは住民所得の増加が長年にわたって財政収入の増加に比例しておらず、現在の富の配分は合理的であるかということ。
アナリストは、中国の財政収入のGDPに占める比率はそれほど高くないが、近年において国民所得が政府に集中する傾向があるとし、住民收入伸び率が低い原因は中国の経済構造にあり、所得分配问题を根本的に解決するには経済成長モデルを転換すべきだと指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月1日