中国マクロ経済政策における6つのジレンマ

中国マクロ経済政策における6つのジレンマ。 中国の政策決定者はこのごろ、各地で頻繁に調査研究を行い、経済情勢座談会を開くなど経済発展のジレンマの解決に尽力している。

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発信時間: 2010-07-05 11:40:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の政策決定者はこのごろ、各地で頻繁に調査研究を行い、経済情勢座談会を開くなど経済発展のジレンマの解決に尽力している。

長沙山河智能機械公司を視察する温家宝総理(手前右)(7月2日)

中国の政策決定者はこのごろ、各地で頻繁に調査研究を行い、経済情勢座談会を開くなど経済発展のジレンマの解決に尽力している。

経済学者によると、中国経済は次の6つの「ジレンマ」に直面している。

1、人民元を急速に切り上げれば輸出の悪化や就職難に陥り、切り上げなければ巨大な国際的圧力に直面する。

2、輸出による経済のけん引力を高めるべきだが、過去のひたすら輸出を拡大するやり方を採ってはならない。

3、労働者の所得を増やす必要があるが、それに伴う企業のコスト上昇が望ましいことではない。

4、不動産価格抑制策は中途半端になってはならないが、不動産市場の大幅萎縮も経済に不利となる。

5、省エネ・排出削減の必要に応じて、資源価格を引き上げるべきだが、インフレ抑制も当面の課題の1つ。

6、マクロ経済政策の出口戦略が早ければ2番底のリスクがあり、出口戦略の実施時期が遅ければインフレ圧力が高まる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月5日

中国の政策決定者はこのごろ、各地で頻繁に調査研究を行い、経済情勢座談会を開くなど経済発展のジレンマの解決に尽力している。

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