国産大型旅客機「C919」の製造を担当している中国商用飛機有限責任公司(以下、中国商飛)は12日、米国GE社と中国航空工業集団公司による合弁会社が、「C919」のアビオニクス・コア処理、ディスプレイ、機内メンテナンス、フライトデータシステムの開発を担当することを確定した。
「C919」のサプライヤー選択はこれで基本的に終了したことになる。このことは、中国の航空工業とハイテク技術産業発展に向けた同プロジェクトのけん引作用がはっきりと現れ始めたことを示す。「新華網」が13日に伝えた。
中国商飛と国内の航空機機体サプライヤー9社は09年5月26日、了解覚書に署名し、「C919」の機体サプライヤーが基本的に確定した。中国商飛は動力装置と機内システム・設備に関しては、国外のサプライヤーと国内の関連企業が合弁会社を設立し、開発・統合・生産・組み立て・実験能力を蓄え、システムや設備の自主開発・国産化を徐々に実現していくことを奨励している。現在、欧米の多国籍航空機製造企業13社が中国企業と合弁や技術提携を通じて、動力装置や機内システム・設備を提供している。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年7月15日