1位:フィンランド
健康、安全、経済、生活などの面で環境が最もよいのはどの国か。
米誌「ニューズウィーク」は16日、「世界のベスト国家ランキング」を発表した。
同誌は世界100カ国の教育、健康、生活、経済競争力などに対する幸福度を総合的に評価し、順位をつけた。結果は1位がフィンランド、2位スイス、3位スウェーデンとなり、中国は59位だった。米国はトップ10入りを果たせず、11位となった。
米国がトップ10から外れた要因は戦争と危機
世界のベスト国家ランキングで、米国はトップ10入りを果たすことはできなかった。「ニューズウィーク」は、どんな基準で決めても、米国は10年前のように無敵ではないとしている。米マッキンゼー国際研究所のジェームス・マネイカ所長は、「GDP伸び率、家計消費、工業生産、貿易などの経済的基礎について言えば、10年前の米国は多くの指標においてトップに立っていた」と話す。
報道では、金融危機や、アフガニスタンやイラクの戦争により、米国が低迷から抜け出せるものは何もないとしている。
また、そんな状況であるにもかかわらず、米国は依然として世界の中心であり、打撃を受けても、追い越されても、米国の力はライバルが考えているより強いと指摘する。