米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙はこのほど、華為技術(ファーウェイ)や中興通訊(ZTE)など中国の通信機器メーカーの成長にともない、中国のスマートフォンが将来、携帯電話市場のシェアを獲得するだろうという文章を発表した。この1年間でスマートフォンが携帯電話の主流となり、今や数百万人が携帯電話を通じてインターネットを利用し、映画を観たり、音楽を聴いたりしている。それに伴い、携帯電話ワイヤレスネットワークも拡大し、アップルのiPhoneやグーグルのアンドロイドの人気が沸騰している。「法制晩法」が伝えた。
iPhoneやアンドロイドが今年大流行したことにより、スマートフォン競争はさらに激化するものと思われる。携帯メーカーの多くはシェア獲得に向け準備を整え、その陣列に中国も加わっている。中国市場はすでに成熟しており、中国の携帯電話メーカーにも今年は人気が集まった。
華為技術はすでに欧米での商品発売に踏み切り、華為技術とZTEが将来的にはグーグル携帯電話の市場を後押しすることになりそうだ。販売価格は50ドルを切る見通し。グーグル・アンドロイドのフリーソフト、急成長している科学技術と廉価な労働力によって、中国はスマートフォン市場で他との差をつけたいところだ。
このほか将来的な携帯電話技術の方向性として同紙は、第4世代(4G)携帯電話の開発、ユーザーが情報セキュリティに益々注意を払い出すこと、市場の巨大化、携帯電話部品の供給不足などを指摘した。
「人民網日本語版」2010年12月30日