中国証券市場にとって、2010年は穏やかとは言えない1年だった。上海総合指数は、今年最初の営業日の始値3289.75ポイントから12月30日終値は2759.58ポイントとなり、A株市場は数回の波乱を経験した。不動産に関する新政策の公布、過剰流動性、人民銀による2回の利上げ、米国の量的緩和策の発表などの国内外の経済情勢が影響し、A株市場は大きく上下した。年間を通した下落は、2010年が複雑な年であったことを裏付けている。
しかし、中国証券監督管理委員会の尚福林主席が30日の資本市場創設20周年記念座談会で述べたように、20年の発展を経て、2010年の中国株式市場の時価総額は世界2位、商品先物市場の出来高は世界一となるなど、2010年は中国証券市場が大きな発展を遂げた1年でもある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月31日