この発展目標に基づき、同市は今後5年をめどに、2つの200キロメートル級交通インフラを整備する計画だ。具体的には、軌道交通と郊外鉄道を約200キロ建設し、軌道交通の営業距離数を約660キロに伸ばすとともに、高速道路と快速道路を約200キロ建設して、上海市全体の高速道路・快速道路の営業距離数を約1200キロに伸ばすことを計画している。
黄主任によると、未来の上海の交通問題を解決する主要な手段として、軌道交通はすでに新たな建設周期に突入した。ネットワークを整備すると同時に、今後5年間は郊外エリア、大規模住居エリア、長江デルタとの関わりに一層の注意を払いつつ、建設を進める計画だ。同市は十二五期間中、軌道交通を遠方の郊外エリアにまで拡大し、崇明県を除く全エリアで「区間軌道交通」を実現し、市民の軌道交通利用を公共交通機関利用全体の50%に引き上げることを目指すとしている。
「人民網日本語版」2011年2月10日