全プロジェクトが2012年までに着工する予定。「十二・五(第12次5カ年計画)」期間中、中央企業が新疆で行う投資は1兆元を超える見通しだ。
「新疆は面積が広く、エネルギーや農産品などの豊富な資源があるが、発展が遅れているため、経済成長を支援し、投資を増やすことは新疆の長期的に安定した発展を助ける重要な措置となる。しかし、新疆のインフラと投資環境はまだ整っていないため、企業を引きつける力はそれほど強くない。そのため、中央企業は新疆支援事業を先頭に立って進めるべきだ」と、南京大学商学院の宋頌恒教授は述べた。
環境保護が前提
華東師範大学の教授、地域専門家の徐長楽氏は、「企業による大規模な新疆支援事業は、新疆、ひいては西部地区全体の発展にプラスになるに違いない。しかし、企業による利益追求は破壊を招きかねないため、全てのプラス効果は生態環境の保護を前提にして生じる。新疆には豊富な資源があるが、環境負荷能力は極めて弱く、環境バランスが崩れれば反作用が生じることになる」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月22日