日本企業にとって最大の敵は自分自身

日本企業にとって最大の敵は自分自身。 日本企業の国際化戦略が疑問視されている。長年、日本企業は研究開発能力を自身最大の武器とみなし、それが海外に流出し、自社の競争優位性が低下することを恐れた。現在も多くの企業が最先端の高付加価値製品を日本に残し、低利益製品の生産を海外に移転している…

タグ: 日本企業の敵

発信時間: 2012-02-27 10:20:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

積極的に海外進出を果たす企業とそうでない企業では、業績に明らかな差がある。約50%の自動車を日本で生産し、日本での販売台数が輸出台数よりも少ないトヨタは、2011年度の純利益が前年比50%減になる見込みである。一方、国内での生産がトヨタの4分の1である日産の純利益は前年比9%減にとどまる見込みである。

日本の大手金融サービス会社、オリックスの宮内義彦会長は、これまでずっと高度に保護を受けてきたサービス業の自由化を提唱してきた。製造業に関して、宮内会長は日本に残して衰退させるのではなく、生産を海外に移転して発展させるべきだとの見解を示している。宮内会長は、「日本企業は世界に出ることでさらに強くなる。国内だけで活路を見出そうという企業は生き残れない」と主張した。

再び世界で活躍することが、日本企業の共通の目標である。しかし、輝かしい歴史を残し、栄光と夢を積んだ巨大な工場が企業の負担となっている。

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