中国紡績工業連合会は5月8日、『紡績強国建設綱要(2011―2020年)』を可決し、2020年までに、一定規模以上(国有企業または年間売上高が500万元以上の非国有企業)紡績企業の工業総生産額を2010年の3倍以上に引き上げることを打ち出し、紡績品・衣類輸出額の年間平均伸び率が7%前後に、繊維製品輸出総額が4000億米ドルに達するよう努めるとした。9日付中国証券報が伝えた。
近年、人々の生活水準が向上するに連れ、紡績品・衣類に対する需要は益々高まっている。国家統計局のデータによると、2011年の中国都市部住民の一人当たりの衣類関連の支出は1674.7元で、2010年に比べ15.95%上昇し、農村部住民の一人当たりの衣類関連の支出は2010年に比べ29.5%の上昇となった。
中国紡績工業連合会(中紡連)は、2011―2020年、中国の一人当たりの衣類関連支出の平均伸び率は、都市住民が12.5%前後、農村住民が15%前後になると見込んでいる。