国家新型工業化産業モデル基地の1つとして、天津市浜海新区にある天津空港経済区航空産業モデル基地の建設は大きな進展を見せている。中航直昇機、エアバス天津組立工場など内外のハイエンド航空企業の進出が加速化しており、今後同区は中国の新興航空産業基地になることが期待されている。11日付中国証券報が伝えた。
2011年、天津空港経済区の域内総生産(GRP)は前年比21.33%増の216億4400万元に達し、過去最高となった。今のところ、30余りの航空プロジェクトが天津空港経済区航空産業モデル基地に展開しており、投資総額は30億ドル以上に上っている。中でも、中航直昇機の工業用ヘリコプター工場とエアバス天津組立工場は規模が大きいプロジェクトとなっている。前者は年内にヘリコプター20機を組立てる計画で、うち輸出受注が約4割になる見込み。後者はエアバスの欧州以外の組立工場として、年内に100機目の航空機を引き渡す予定。