博鰲鎮は、海南省瓊海市に所属する鎮だ。面積は約31平方キロメートル。瓊海市東部の沿岸部、万泉河の河口に位置する。瓊海市嘉積鎮から17キロ、海口市から105キロ、三亜市から180キロ離れている、半農・半漁の鎮だ。またボアオ・アジア・フォーラムの固定的な開催地でもある。
博鰲鎮は豊富な観光資源を持ち、自然環境の保存状態が高く、豊富な温泉資源を持つ。水域面積が広く、万泉河・九曲江・龍滚河の3本の河川が南中国海に流れ込む。3本の河川が交わる地域では、東嶼・沙坡・鴛鴦の3島が川を隔てて向かい合う。3島の四方には山が連なり、椰子の木が密集している。ここでは川・海・山麓・島の景観が融合し、砂浜・奇石・田園・海水・温泉・椰子林が一体化しており、自然景観が最もよく留めている世界の河口とされている。
博鰲鎮で最も有名な観光地は玉帯灘だ。玉帯灘は自然に形成された細長い砂浜の半島で、南中国海の霧にかすんだ水面を見渡せる。また万泉河と砂浜が美しい対比を成し、独特な景観を形作っている。玉帯灘の北部は1999年6月に、ギネス世界記録本部の中国における権威ある代理機関・上海大世界ギネス本部によって、「海と河に挟まれた最も狭い砂浜半島」としてギネス記録に認定された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月25日