中国はこの重大なアクションへの対策を講じなければならない。これは異常なほどハイペースの元高を招く恐れがあるからだ。中国経済が崩壊した場合、これは巨大な「人民元空売り」の力になるだろう。
先進国が人民元を保有することで、人民元のマネーサプライがそれに応じて増加し、人民元の広義通貨供給量(M2)の増加率が上昇する。中国は今年、M2に13%の増加率を設定した。そのため中央銀行はM2の急増を無視できず、これを抑制しなければならない。その結果として、人民元の外部需要が内部需要に圧力をかけ、中国のマネーサプライは表面的には多く見え、M2が高い増加率を記録するが、国内企業は貨幣条件が引き締めに向かうと感じる。そうなれば人民元の高騰が持続され、国内企業の成長率が低下する。さらに重要なことは、中国の金融政策が先進国によって、より効果的に抑制されることだ。