韓国聯合ニュースは、「韓国銀行(中央銀行)と日本銀行(BOJ)などが発表したデータによると、日本の昨年の実質GDP成長率は2.0%、今年第1四半期は0.9%となった。一方で韓国の昨年のGDP成長率は2.0%、今年第1四半期は0.9%となった」と伝えた。両国のGDP成長率は同水準となったが、現状から判断する限り、韓国経済の成長率が日本に追い抜かれる可能性が出てきた。中華工商時報が伝えた。
韓国銀行は今年の韓国経済の成長予想値を2.6%に引き下げた。日銀は日本経済の成長予想値を2.9%に引き上げた。1990年代の通貨危機以降、韓国経済の成長率が15年ぶりに日本に追い抜かれる見通しとなった。これは韓国の実質GDP成長率が3年連続で予想を下回った一方で、日本が2年連続で予想を上回り、景気回復の勢いが顕著なためだ。
過去、韓国経済の成長率は常に日本を大きく上回っていた。日本は通貨危機以降、4回のマイナス成長を記録した。韓国の経済成長率は2009年の0.3%から2010年の6.3%に上昇し、その後は2011年の3.7%、2012年の2.0%と低下した。つまり韓国の実質的な成長率は、3年連続で予想(3.6-3.8%)を下回っていることになる。