第27回中国-EU経済貿易委員会会合が21日に行なわれた。会合後の記者会見で高虎城商務部長(商務相)は「太陽光パネルをめぐる中国・EU双方の協議と交渉は積極的で、建設性に富むものだった。双方は共同で取り組みを行い、価格交渉を通じて太陽光パネルの問題を適切に解決することで合意した」と表明した。
高氏は「EUが中国製太陽光パネルに対して反ダンピングと反補助金の調査を発動して以来、双方はこの紛争の解決に向けた意思疎通と協議を各レベルで中断なく続けている」と指摘。「中国・EU共に価格交渉を通じて太陽光パネル問題を適切に解決することを望み、その誠意をもっており、努力をしている。今後の協議で双方が引き続き実務的かつ柔軟な姿勢で、利益のバランスがとれた、合理的で規則にかなった、双方共に受け入れ可能な価格合意に達し、双方の企業に良好な二国間経済貿易環境を創出し、太陽光発電産業の互恵・ウィンウィンを真に実現することを希望する」と述べた。
欧州委員会のデフフト委員(通商担当)は「太陽光パネルの貿易摩擦は双方の経済貿易分野における重要な問題だ。中国・双方は共に誠意をもって価格関連の問題について協議している。EU側は友好的方法でこの問題を速やかに、適切に解決することを望んでいる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月23日