増加率が回復すると同時に、構造調整も積極的に進められ、モデル転換やバージョンアップが新たな進展を遂げた。各産業は第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)の工業のモデル転換・バージョンアップの計画の求めに応じて構造調整のペースを加速させた。鉄鋼、電解アルミ、セメント、板ガラス、造船といった生産能力が過剰に余っている産業の整理を強化し、2013年の公告に組み込まれた19産業の後れた生産ラインを停止させた。第1-3四半期の技術レベルの高い製造業の生産額の伸びは、工業全体の伸びを引き続き上回った。省エネ技術の改良と重点産業のエネルギー効率をめぐり、基準設定や基準達成の取り組みが安定的に推進された。小規模企業やミクロ型企業の支援政策が一層強化された。工業の空間配置の調整・最適化が進み、産業の移転が秩序をもって進められ、国の新型工業化産業モデル拠点がモデル転換やバージョンアップで果たす集約発展の役割がますます顕在化した。情報化と工業化の深いレベルでの融合の取り組みが安定的に推進され、期間5年の特定行動計画がスタートした。
さらに喜ばしいのは、情報化建設が加速的に推進され、情報消費が急速に伸びたことだ。9月末現在、全国の移動電話利用者は12億700万件に上り、このうち3Gネットワーク利用者は3億6800万件だった。インターネットのブロードバンド利用者は新たに1595万件増加し、総利用者数は1億8600万件に上った。農村地域でのブロードバンド利用が急速に発展し、利用者数は4646万件に達した。ブロードバンド利用者の都市と農村の比率は前年同期の3.31対1から、今年は3.0対1に縮小した。第1-3四半期に通信産業の業務の売上高は8709億元に上り、同8.6%増加した。電子商取引(eコマース)市場の取引規模は7兆5千億元に達して、同35%増加した。ソフトウエア産業の業務の売上高は2兆2800億元で同23.7%増加し、情報消費が新たな経済成長源として経済を牽引する様子がありありとうかがえた。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年10月25日