業界専門家は、「中国はかつてない肉牛産業の危機に直面している」と指摘している。肉牛の飼育頭数が減少し、牛肉の消費が拡大を続ける中、中国の牛肉価格はさらに高騰すると見られる。27日付中国証券報が伝えた。
中国では、2008年より牛肉価格が高騰しており、現在は1キロ当たり60元を上回っている。肉牛の繁殖が重視されていないことから、産業の基礎となる母乳の飼育頭数が減少を続け、肉牛産業全体を低迷させている。また肉牛に対する補助金政策が講じられていない。中国の肉牛産業は短期間内に景気回復を実現できず、外国産牛肉がこの機に乗じて中国に押しかけるだろう。
「中国証券報」より 2013年11月27日