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japanese.china.org.cn | 07. 01. 2014 |
トルコの首都アンゴラ市の地下鉄のために製造された車両は、ヨーロッパの気候の特徴にも適応しており、耐食性に長け、塗装不要の環境に優しいオールステンレス車両となっている。
近代都市の鉄道の発展計画に参与し、高品質の鉄道製品を提供することは株洲電力機車の強みだ。10年来、同社は28の大型鉄道プロジェクトを成功裏に進め、中国国内外の都市に4000輌近いさまざまな規格の車両を製造してきた。
2009年11月、当時の総経理は、トルコのイズミル市政府と市内を走るライトレール1号線の製造請負契約を結んだ。美しい港街イズミル市は古い建物が林立しており、その歴史ある街の景観を守るため、街を走り抜ける鉄道は建物の間を縫うような紆余曲折した複雑な環境下で建設する必要があり、最小曲線半径はたったの30メートルであった。トルコ側の要望すべてに応えるため、エンジニアたちは設計と製造方法を繰り返し検討し、最終的に最小曲線半径の制限を満たす連結式ライトレールが採用された。このプロジェクトの責任者である李駿(リー・ジュン)氏は、長さ23.6メートルの連結式ボギー車だけが急勾配やカーブの多いレールの上を安全に走行できたと振り返る。2011年10月、イズミル市のために作られた最初の車両が正式に引き渡され、翌年3月にイズミル市1号線として導入された。安全、快適でお洒落なそのライトレールは、その年の夏の国際アートフェスティバルの新たな風景となった。
偶然なのか、それとも運命なのか、トルコから何万里も離れた中国中部の湖南省株洲電力機車は再びトルコと結ばれることとなる。2012年8月、各国との熾烈な競争の末、同社はトルコの首都アンゴラ市の地下鉄車両プロジェクトを落札、総額3.9億ドル規模の車両製造を請け負うこととなった。契約の円満な履行のため、同社はまたも挑戦を進んで受け入れ、トルコ専用の車両を製造することなった。
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