中国の上場不動産会社が直面している販売の圧力が徐々に表面化している。中国金融情報会社の同花順iFinDによると、すでに34社の不動産会社が第1四半期業績速報を発表したが、そのうち利益増加もしくは黒字転換の企業は12社のみと、4割未満にとどまった。14日付中国証券報が伝えた。
不動産会社の第1四半期の販売データを見ると、不動産企業の二極化が進んでおり、第2四半期に販売圧力が拡大する見通しとなっている。
業界関係者は、「不動産会社の業績の二極化が激化している。一・二線都市で展開する不動産会社は成長を続けているが、三・四線都市で多く展開している会社は成長率が低い。不動産会社の2014年の販売は楽観視できない」と予想している。
「中国証券報」より 2014年4月14日