複数の調査機関は、タイムラッグ要因や豚肉価格の上昇などの影響を受け、5月の中国の消費者物価指数(CPI)の前年同期比上昇幅が4月と比べて明らかに拡大すると見ている。9日付中国証券報が伝えた。
交通銀行は報告書で、「5月CPIの前年同期比上昇幅が約2.6%に達し、上昇幅の拡大傾向が明確である。経済成長の原動力の回復が新たな段階に入っており、2014年のCPIは年初と年末が低く、半ばごろが高いという傾向になるだろう」と指摘した。海通証券はまた、5月の中国のCPI前年同期比上昇幅が2.7%まで拡大すると予想している。
「中国証券報」より 2014年6月9日