中国最大の金融経済情報ベンダーであるWindが発表した統計データによると、50数社のA株市場上場の環境保護企業が中間決算もしくは業績予想を発表している。環境保護業界で注目を集める各社が発表した上半期業績には、依然としてばらつきが見られた。22日付中国証券報が伝えた。
中では、大気汚染対策関連企業の好調が目立ち、純利益が前年同期比60.44%増となったのに対し、汚水処理関連企業の成長率は4.92%増に留まった。二級市場において、大気汚染対策・汚水処理関連企業の年初からの株価上昇率は15%未満に留まっており、前年同期の40%の上昇率には遠く及ばなかった。
市場アナリストは、「年末までに環境保護業界は、新政策の『秋の収穫シーズン』を迎える。特に水汚染対策『水十条』の発表により、汚水処理セクターのバリュエーションが上昇し、関連銘柄が注目されるようになる」と見ている。
「中国証券報」より 2014年8月22日