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japanese.china.org.cn | 16. 09. 2014 |
陵水17-2ガス田の試験で、大量のガスが発見された(2014年8月18日撮影)
中国海洋石油有限公司が15日に発表した情報によると、掘削プラットフォーム「海洋石油981」が、南中国海北部の深海区の試験で、大量のガスを発見した。中国の領海内での自主深海調査で、大型ガス田が見つかったのはこれが初めてだ。
今回発見された陵水17-2ガス田は、海南島から150キロ離れている。その構造は南中国海瓊東南盆地深海区の陵水窪地に位置する。平均作業水深は1500メートルで、超深海ガス田に属する。
同社の南中国海西部石油管理局の謝玉洪局長は、「同ガス田の試験段階の日産は5650立方フィートで、9400バレルの石油に相当する。試験では大量のガスが発見され、当社が運営するガス田の、試験段階の最高日産記録を実現した」と語った。
今回の深海区での重要発見は、同プラットフォームの稼働以来で初となった。同プラットフォームは中国が独自に設計・建造した初の深海堀削プラットフォームで、そのうち多くの設計は南中国海の状況に合わせた「オーダーメイド型」になっている。同プラットフォームは、2012年5月9日より、南中国海での掘削作業を開始した。
世界の深海に対する概念は、深海調査技術の発展に伴い絶えず変化している。水面から海底までの垂直距離が500メートル以上に達する場合は深海、1500メートル以上の場合は超深海とされる。深海は近年、世界の油ガス調査・開発の重要な代替海域になっている。
中国の南中国海の石油ガス資源は豊富で、そのうち70%が深海に位置するが、調査が極めて困難だ。今回の陵水17-2ガス田の発見は、中国の南中国海に豊富な石油ガス資源があることを証明した。これはまた、中国が深海石油ガス開発の能力を形成したことを意味する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月16日
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