中国海関(税関)総署が8日に発表したデータによると、中国の1―10月の貿易総額は前年同期比3.8%増の3兆5300億米ドルとなり、うち輸出は同5.8%増の1兆9000億米ドル、輸入は同1.6%増の1兆6300億米ドルだった。同期の貿易黒字は同38.5%増の2771億1000万米ドル。10月単月の貿易黒字は同46.3%増の454億1000万米ドル。10日付中国証券報が伝えた。
交通銀行の連平チーフエコノミストは、「年内は輸出が比較的速い伸び率を維持する見込みだが、外需のリスク要因による影響も大きくなり、通年の7.5%の貿易成長率目標の達成は困難になる」と指摘する。今後数カ月の輸入の状況について、「在庫調整と過剰生産能力淘汰の影響を受け、輸入が低位安定する傾向となる」と連平氏が見ている。
「中国証券報」より2014年11月10日