中国最大の金融経済情報ベンダーのWindの統計データによると、A株市場上場企業のうち33社のメディア企業が2014年業績予想もしくは速報を発表した。そのうち8割を超える27社がプラス成長を実現した。29日付中国証券報が伝えた。
印記伝媒は資産注入により業績が前年比1918.6%増となり、最大の伸び率を示した。順栄股フェン、天舟文化、北京文化、華聞伝媒、奥飛動漫などの業績の伸び率も同100%を超えた。
業界関係者は、政策および市場環境が好転する中、文化・メディア業界は依然として高度発展の段階にあると指摘している。しかし2014年にブームとなったM&Aが、業績目標を達成せず失敗に終わるリスクが嫌気されており、2015年の業界内のM&Aは理性的になる見通しだ。また国有企業の改革、スポーツ産業の発展が2015年の新たな注目点になりそうだ。
「中国証券報」より2015年1月29日