報道によると、日本市場で中国人観光客に人気があるウォシュレットが実は中国の浙江省で製造されたものであることがわかった。遠路はるばる日本から買ってきた便座が「中国製造」であったことにより、購入者はやや気まずい思いをしている。
清華大学経済管理学院創新創業・戦略科の金占明教授は、「一部の観光客が外国に行き日用品を買うのは、人からの影響や人との比較によるものでもある。しかし、企業界も、多くの人が外国から日用品を買う原因を考え直すべきだ」と話した。
金教授は、これは庶民の生活水準の向上と直接かかわっているだけでなく、中国の製造企業の質、デザイン、マーケティングなどが不足していることも表していると見ている。
浙江華之毅時尚集団の張華明総裁も同様の考えを示しており、「自分もよく外国に行き、外国の商品を見たり、買ったり、使ったりする。中国が『世界の工場』になったとはいえ、衣食住にかかわる質のよい商品は一部の先進国と比べるとまだ大きな差があることは確かである」と話した。