観光業情報の収集研究に当たる中国旅遊研究院が9日発表した、第1四半期観光業の分析と上半期の予測によりますと、観光業の改革と発展を促す戦略のもとで、中国観光業は安定して発展し、上半期、旅客の総人数が延べ20億6000万人に、観光業の売り上げが1兆7000億元に達する見込みだということです。
それによりますと、今年第1四半期、中国の観光業は需要が旺盛で、国内市場が安定して伸び、海外からの観光客数も回復し、海外に出かける観光客数は急速に増えています。観光業の発展を促す政府の戦略のもとで、観光業において新たな起業や事業の刷新が活発になっています。マクロ経済の発展が減速するという圧力と観光業の先行き指数を総合的に考え、今年上半期の観光業発展を明るく見ることができるということです。
これについて中国旅遊研究院の戴斌院長は「鉄道整備の投資は、中西部地域を重点として行われ、『一帯一路』(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)の実施、それに、北京・天津・河北の協調の取れた発展、長江経済デルタの建設など政府の戦略は、中国の観光業の発展を大いに促すだろう」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2015年4月12日