消費商品産業や不動産産業の発展が富豪の出現を後押しした。ロスチャイルド銀行資産管理会社の中国部門責任者であるデビッド・ゴー氏は、「不動産業は人口の問題などから2級、3級都市で減速するが、大都市では繁栄が続くだろう。原因は単純で、将来20年間は農村から2億人が都市に移って来るからだ。中国の都市化はまだまだ続く」と述べる。
記事によると、株価の高騰も富豪増加の要因となっている。この数か月、株式上場する企業が増加している。デビッド・ゴー氏は、「これら民営企業は資産を創造する企業家が管理している。彼らの多くが外国で学んだ人々だ」と指摘する。最も有名なのが王健林、馬雲、馬化騰、李彦宏といった中国ニュー・エコノミーの大物たちだ。しかし、彼らは氷山の一角に過ぎない。フォーブスインサイトのエコノミストは、「中国経済が慎重な措置を採っているが、企業のイノベーション活動こそが中国で富豪が増える最も大きな要因だ。ヨーロッパやアメリカの富が遺産で得られるのと違い、中国人は自分で富を築き上げている」と述べる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月5日