中国メディア「ロボット」は、ロボット産業急成長の背景について、「人件費の急上昇、農村部の余剰労働力の減少、経済活動人口(労働力人口)の減少が主因」だと分析する。中国の製造業従事者の平均年収は2008年時点で1万6443元だったが、13年には3万2035元と、5年間でほぼ倍増している。
中国は成長制約の克服に向け、ロボットに視線を向けている。中国のロボット市場の成長潜在力は計り知れないものがある。産業研究院の資料によると、2012年の中国の労働者1万人あたりのロボット保有台数は23台と、世界平均58台の半分にも届いていない。韓国の396台、日本の332台、ドイツの273台とは大きな開きがある。中国はいま、自動車、電子産業を中心に、産業用ロボットの使用台数が急増しつつある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月8日