米フォーブス誌は10月6日、「TPPの中国排斥は大間違い」と題した記事を掲載した。要約は下記の通り。
TPPは米国が、中国の太平洋地域に対する影響力に対処する一助になる。この説は米議会で大反響を呼ぶかもしれないが、実際には大間違いだ。まず、中国をある特恵貿易網から排斥できるという考え方は幼稚だ。中国は金融・株価の調整の時期にあるが、先ほど米国に代わり世界最大の貿易大国になった。今後10年内には、世界最大の経済体になるだろう。次に、中国は各国と自由貿易協定を締結しており、その中には多くのTPP参加国が含まれる。世界のサプライチェーンを見れば、最大の貿易協定から中国を排斥することが、不可能であることは明らかだ。