中国工業・情報化部(省)による試験・認証を経て、中国の「可視光通信システムのコア技術の研究」が、このほど重大な進展を実現した。通信速度は50Gbpsに達し、HD映画1本を0.2秒でダウンロードできる速度となった。新華社が伝えた。
可視光通信は発光ダイオード(LED)照明の光を使うことで、光さえあればネット接続を可能にする、新型高速データ通信技術だ。中国の有名な情報専門家、中国工程院院士の鄔江興氏によると、将来的に大規模な可視光通信が実現されれば、すべての照明が高速ネットワークのホットスポットになるという。人々はバスを待つ間、街灯の下で数本の映画をダウンロードできるようになる。航空機や高速鉄道でも、LEDによりワイヤレスの高速ネットワークを利用できるようになる。