中国海洋石油総公司はこのほど、深水半潜水型石油掘削プラットフォーム「海洋石油981」が掘削を担当する中国初の超深海油田「陵水18-1-1-井」が、試験作業に成功したと発表した。これは中国が超深海油田の掘削・試験の全体的な能力を持つことを示した。
同社の楊華董事長は、「同油田の試験成功は、2014年の陵水17-2、陵水25-1深海油田の発見に続く、中国の深海調査の重大な技術的進展で、中国海洋石油工業の調査の超深海時代を切り開いた」と述べた。
同油田は中国南中国海瓊東南盆地に位置し、実際の作業水深は1688.7メートル、実際の掘削済み水深は2927メートルで、超深海油田に属する。
世界の深海に対する概念は、深海調査技術の発展とともに変化する。現在は水面から海底までの垂直距離が500メートル以上に達すれば深海、1500メートル以上ならば超深海とされている。深海、特に超深海は近年、世界の油田調査・開発の重要な代替海域となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月5日