中国外国為替取引センターがまとめた最新のデータによると、今月7日の人民元の対米ドルレート基準値は1ドル6.5646元で、前営業日(6日)の6.5314元より332ベーシスポイント低下し、11年3月以来の安値となった。16年がスタートすると、元レート基準値は4日連続で値下がりし、値下がり幅は日に日に拡大している。央視網が伝えた。
基準値の大幅低下の影響により、オフショア市場の元レートは北京時間の午前9時16分の1分間に6.6952元から6.7585元へと下落し、600ベーシスポイントを超える大幅な値下がりになった。
元の値下がりは私たちに関係があるだろうか。国内にとどまっているからといって、元値下がりが自分たちに関係がないとは思わないことだ。値下がりと普通の人々との関わりをみてみよう。
元が値下がりすると、次の5タイプの人々が損をすることになる。
(1)株に投資する人
元の値下がりがA株の値下がりを招く
アナリストによると、歴史的にみて元とA株の動きには様々な高度な関連性がある。元の値上がりが大きな流れになっている時、元が値下がりすればA株も一緒に下落する。両者がなぜ関連するかといえば、まず元の値下がりが元資産の評価を引き下げ、金融や不動産などに関連する銘柄が落ち込み、株式市場全体の足を引っ張るということがある。また元の値下がり観測が生まれると、ホットマネーが流出し、A株をめぐる流動性の環境が急速に厳しいものになるということがある。