中国工業・情報化部(省)は7日、「5G技術研究開発試験」のキックオフミーティングを開いた。同試験は2016~18年に実施される。中国情報通信研究院長、IMT-2020(5G)推進チーム長の曹淑敏氏によると、同試験は5Gの主要技術の試験、5Gの技術プランの検証、5Gシステムの検証という3段階に分かれる。5Gは間もなく国際標準の検討という重要な時期を迎える。今回の試験開始は、5Gの世界統一規格の形成を促し、中国が5Gを2020年に実用化するための基礎を固めるものとなる。南方日報が伝えた。
国際電気通信連合(ITU)は5G導入に向けた研究を終えており、2017年末に5G技術プランの募集を開始し、2020年に5G規格の制定を終える。標準化団体「3GPP」も、2016年の年初より5G規格の研究を開始し、2018年下半期に5G規格の草案をまとめる。中国の技術研究開発試験は、IMT-2020(5G)推進チームが担当する。主な目標は、5G国際規格の制定の支援、5Gの研究開発および産業の発展の推進、世界の5G技術規格の形成の促進。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月11日