中国広核集団(本社は深セン)は13日、国家発展改革委員会が同社のACPR50S海上小型原子炉を、エネルギー科学技術革新の「第13次五カ年計画」に盛り込むことに同意したと発表した。この重大技術の研究開発は、中国の海洋資源開発、海洋経済発展、海洋強国戦略の実施に対して、安全かつ安定的で信頼できる海上エネルギーをもたらすため、幅広い応用が期待されている。新華社が伝えた。
ACPR50Sは同社が独自に開発・設計する海上小型原子炉技術で、1基当たりの発電量は20万kWに達する。海上油ガス田開発、離島開発などの給電や熱供給、海水淡水化に対して、信頼性の高い安定的な電力を提供する。同社は現在、ACPR50Sモデルプロジェクトの初歩的な設計作業を行っており、2017年にモデルプロジェクトの建設を開始し、2020年に発電を開始する予定だ。
同社は中国最大の原発事業者、世界最大の原発建設業者だ。稼働中の原子炉は16基、設備容量は1708万4000kWで、建設中の原子炉は11基(規模にして1346万4000kW)。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月14日