海爾集団(ハイアール)は15日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)と国際提携で合意したと発表。産業インターネット、医療、先端製造業などで両者の競争力向上を目指す。
覚書によると、海爾集団は41%を出資する青島海爾を通じてGEの家電事業を買収する。対価の54億米ドルは現金で支払う。2016年4-6月期中の手続き完了を予定している。青島海爾は2015年6月に海爾集団の海外事業を統合したのに続き、今回のGEの家電事業買収により、グローバル競争力が一段と強化する見込み。
GEは家電事業の拠点を米ケンタッキー州ルーイビルに置き、北米では家電のトップメーカーとされる。米国では5つの州に9つの工場を保有し、物流と販売能力では世界最高水準、米国市場では強い販売網を築いている。