成功例の一つとして東京の浅草にほど近い「スターイン」が挙げられる。繁華街に位置し、一泊の最低価格がたった2000円のバックパッカー向けの宿泊施設だ。宿泊環境が清潔であるばかりでなく、英語が流暢なカナダ人とインドネシア人を雇い、国際化を図り、多くの外国人観光客を惹きつけている。
しかし一部の企業は外国人観光客のもてなしに困惑している。そんな問題を解決するため、これらの企業の経営者たちは日本政策金融公庫が主催する関連講習会に参加している。講習会では「どのように様々な風習をもつ観光客に料理を提供するか」や「どのように外国語のメニューを作成するか」など多くの質問が挙げられている。
訪日観光客はここ数年激増の傾向にある。日本政府が19日に公表したデータでは、昨年の訪日外国人観光客数は1973万7400人、その消費総額は3兆4771億円で過去最高を記録している。