中国の開放は、重大な責務を負うことを意味する。新たな歴史の始まりにあたり、中国の開放政策は二国間、多国間の協力関係構築を一段と重視する。企業を主体に市場機能に基づく運営を進め、関連する国と地域とともに複数の分野で実務協力を推進する。陸海と内外の連携を深め、東西双方向に開く新たな枠組みを構築する。
世界経済の調整と中国経済の成長力向上に伴い、中国は世界経済の統治構造に積極的に参入し、開放的な姿勢で国際経済の統治構造の改革を推進。世界経済の取り組むべき課題について解決に導くとともに、国際経済秩序を平等公正に向かわせ、協力互恵関係の構築を促す。これらは正に開放発展の理念を表しており、中国は世界統治の過程で主体的に責務を担っていく方針だ。
「十三五(第13次五カ年計画:2016-2020)」計画綱要草案では、対外開放戦略の枠組み整備、双方向の改革を推進する方針が示されている。国内外の要素の秩序ある流動、資源の効率的配分、市場の深いレベルでの融合を促す方針だ。30数年の改革開放政策を経て、中国の対外開放の基礎的条件は根本的に変化した。「対外開放戦略の枠組み整備」は、中国経済の構造調整完了と持続的な原動力を見い出すことにプラスに働き、世界全体で発展のチャンスを分かち合うことにもつながる。
開かれた中国は世界第2の経済大国として、世界と発展のチャンスを分かち合い、共に発展し、国際秩序を公平に合理的にしたいと願っている。世界経済もまた、中国の開放に伴い、より強力な推進力を手に入れられるはずだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月14日