第1回世界観光発展大会の開幕を控え、日本旅行業協会(JATA)の田川博己・会長は人民網の取材に対し、大会の開催について「日中間旅行市場の現状を改めて見つめ、均衡が取れていない今の状況を改善する契機になる」と語った。
2015年に日本を訪れた中国人旅行者が延べ500万人に達したのに対し、訪中する日本人旅行者は延べ208万人にとどまった。これまでは年間の訪中日本人旅行者数が訪日中国人旅行者数を上回る状況が続いてきたが、15年に逆転した。
これについて、田川会長は日本人旅行者数の減少傾向に歯止めをかけ、日本の海外旅行市場の復活を図り、中日間旅行市場を相対的に均衡の取れた状態にすることの重要性を強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月20日