中国商務部(省)の沈丹陽報道官は19日、今年上半期と6月のビジネス運営状況について報告を行い、「中国の消費市場は、今年上半期、安定した増加傾向を示した。1月から6月、全国社会消費財小売総額は15兆6千億元(1元は約16円)、前年同期比10.3%増、増加率は過去5ヶ月比0.1ポイント上昇。6月当月の全国社会消費財小売総額は前年同期比10.6%、増加率は前月比0.6ポイント上昇、今年に入り増加率が最高の月となった。6月、商務部の重点モニタリング対象となっている企業5千社の小売総額の実質増加率(価格要因を除く)は、前月比0.2ポイント上昇、4ヶ月連続して上昇した。
上半期の中国消費市場は主に次の5つの特徴を呈している。
1 オンラインおよび一部の実店舗による小売が、急成長を維持した。
2 農村および中・西部地区の増加率が最も高かった。
3 自動車市場の販売状況がかなり回復した。
4 サービス消費市場が拡大を続けている。
5 生活必需品の価格がやや低下した。
中国の各種改革措置の実施にともない、住民所得は着実に増加している。下半期の消費市場は、全体的に安定した成長が続くと予測されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年7月22日