G20の中で重要な役割を担っている中国
みずほ総合研究所欧米調査部主席エコノミストの小野亮氏は、今回のG20における中国の重要性について、「アメリカのジャクソンホールで開催された国際経済会合では、日米中銀当局者から、景気を支えるための緩和手段は十分にあるというメッセージが発せられた。しかしそれは楽観的過ぎ、金融政策は限界に近づいている。むしろ、世界経済を支える役割は、杭州G20に集まる各国首脳の手に委ねられている。中でも中国は、進捗が急がれる構造改革の推進と景気安定との均衡、そして為替政策の予見可能性という難しい課題に取り組むべく重要な責任と期待を負っている」と語った。
みずほ総合研究所は、日本の三大金融集団であるみずほフィナンシャルグループ傘下のシンクタンクであり、日本で高い知名度を誇っている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年9月1日