絨毯や家具などを取り扱う地元企業、青海喜馬拉雅家居有限公司の汪玉淋董事長は記者の取材に対し、「これまで当社は陸路や海路を通じて欧州へ製品を輸出してきたが、輸送に2カ月近い時間を要した。それが中欧班列の開通でコスト削減はもちろん、時間も大幅に短縮できるようになった。今までは急ぎの注文は断ってきたが、12日間で輸送できるようになったわけだから、これからは量や回数の多寡にかかわらず、注文はすべて受け入れていきたい。絨毯の製造は青海省にとって従来型産業の1つであり、ここ数年の事業拡大で一定の競争力が備わってきた。これまでネックとなっていた輸送・物流問題が解消されたからには、チベット絨毯の今後の発展に向け、欧州市場での競争力を大いに高めていきたい」と意気込みをみせた。