チベット絨毯の輸出入を手がけるスペイン企業のフランシスコ・カブレラ氏は、「一帯一路は我々の事業に大いにプラスになる。これまで船で運んでいたのが、中欧班列の開通によりコストも時間も大幅ダウンできるようになった」と喜びをみせた。
青海省商務庁の朱小青副庁長は同日の午後開かれた記者会見で、「国内には現時点で、重慶、鄭州(河南省)、武漢(湖北省)、西安(陝西省)など16の都市から出発して欧州の各都市へ向かう貨物列車があるが、青蔵高原発というのはなかった。中欧班列はそのの空白を埋めるものであり、青海省が輸出志向型の経済へ向かう新たな出発点となるものでもある。これからは青海省独自の特色ある10大産業を生かし、チベット絨毯や民族雑貨、バイオ製品、工芸品といった国家級・省級輸出品の生産拠点の整備に注力していきたい」と期待感を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月9日