深セン投資控股有限公司が投資・建設する「中国・ベトナム(深セン・ハイフォン)経済貿易協力区」の着工式、企業の契約調印式が、このほどベトナム北部のハイフォンで行われた。
中国の洪小勇・駐越大使は式典で、「中越両国は良好な関係を維持しており、ベトナムは中国にとってASEAN最大の貿易相手国となっている。双方の発展計画について連携を深めようとしている時期での、深セン・ハイフォン経済貿易協力区の全面着工は、まさに絶好のタイミングと言える。双方の質の高い建設・管理により、経済貿易協力区が『一帯一路』と『両廊一圏』(2つの経済回廊と1つの経済圏)戦略の連携を象徴するプロジェクトとなり、両国の生産能力協力の優れたプラットフォームとなることを望む」と述べた。
深セン・ハイフォン経済貿易協力区は、深セン市初の海外での産業発展基地だ。協力区は、ベトナム北部の港湾都市ハイフォン市に位置し、深セン市最大の国有企業である深セン投資控股有限公司が投資する。深越連合投資有限公司が建設運営を担い、投資総額は1.75億米ドル、第1期の計画面積は196ヘクタールに上る。