河北省が鉄鋼生産能力の削減に本腰、「ゾンビ企業」を一斉閉鎖へ

河北省が鉄鋼生産能力の削減に本腰、「ゾンビ企業」を一斉閉鎖へ。

タグ:河北省 鉄鋼

発信時間:2018-01-29 13:03:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 河北省人民代表大会の会議で26日に発表された情報によると、河北省は産業構造調整を軸とするモデルチェンジとアップグレードを引き続き推進し、年内に鉄鋼生産能力を1000万トン以上削減する。

 

 産業構造の偏りと石炭中心のエネルギー使用は、河北省の深刻な大気汚染の根本的な原因だ。河北省政府活動報告によると、河北省はこの5年間に渡り鉄鋼生産能力削減に取り組み、製鋼の生産能力を6993万トン、錬鉄を6442万トン、コンクリートを7057万トン、フロートガラスを7173万重量箱、石炭消費量を4400万トン削減した。産業構造調整の掘り下げにより、省エネ・排出削減を力強く促進した。河北省各地の2017年のPM2.5平均濃度は2013年より39.8%低下し、「大気汚染防止行動計画(大気十条)」の目標を前倒しで達成した。河北省の単位GDP当たりエネルギー消費量は5年間で24.4%減少した。

 

 河北省の許勤省長の説明によると、河北省は生産能力削減3カ年行動計画を策定・実施する。市場化・法治化の手段を堅持し、より厳しく品質、環境保護、エネルギー消費、安全などの法的基準を履行する。生産能力削減業界のハイエンド、高品質、新興産業への発展を促す。 


 河北省政府活動報告によると、河北省は今年、鉄鋼の生産能力を1000万トン以上、石炭を1062万トン、コンクリートを100万トン、コークスを500万トン、フロートガラスを500万重量箱、火力発電を50万kW削減し、鉄鋼「ゾンビ企業」を一斉閉鎖する。河北省は今年の過剰生産能力の削減で、産業構造を調整すると同時に、「青空防衛戦」3カ年作戦計画、冬季クリーン暖房3カ年計画を策定・実施する。工業企業の全面的な排出基準達成行動を全力で展開し、汚染物排出企業を徹底的に取り締まり、分散化された石炭及びボイラーの処理を推進する。年内に老朽化した自動車を8万台淘汰し、新エネ基準車3万台を投入する。通年の全省のPM2.5平均濃度を5%下げる。化学的酸素要求量、二酸化硫黄、アンモニア態窒素、窒素酸化物削減で国からの任務を達成し、GDP1万元当たりエネルギー消費量を4%削減する。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月29日


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