中船重工武船集団が中国大洋鉱産資源研究開発協会に向け建造した「深海1号」が8日、武漢市で無事に進水した。中国が独自開発した初の有人潜水艇支援母船で、中国の大洋調査の新たな強力な道具になる。中国の有人潜水艇「蛟竜号」の専用の母船として、建造後は蛟竜号の技術性能を十分に発揮し、中国の大洋資源環境を詳細に探査する能力と水準を大幅に高めることができ、中国の海洋権益を守る上で重要な意義を持つ。新華社が伝えた。
中船重工武船集団船舶公司の陳濤会長によると、深海1号の全長は90.2メートル、型幅は16.8メートル、設計上の排水量は4500トン、航続距離は1万2000カイリ以上で、補給を受けず60日航行できる。世界中の制限のない海域で潜水作業を実施可能。
蛟竜号の特徴に合わせてデザインされた同船は、総合科学観測船と位置づけられるが、深海潜水のサポートもできる。蛟竜号の深海潜水作業に適した水中・水上支援を提供できるだけでなく、データ及びサンプルの現場処理・分析能力も備えている。さらに蛟竜号の各種専用設備を搭載しており、蛟竜号の潜水の効率を高めることができる。深海資源探査、深海研究などの科学観測任務に持続的かつ効率的に応用できる。
深海1号はさらに無人探査機(ROV)の「海竜号」と自律型無人潜水機(AUV)の「潜竜号」を搭載でき、「3つの竜」シリーズ潜水艇(「蛟竜号」、「海竜号」、「潜竜号」)の同時作業を支援する能力を持っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年12月12日