物流サービス大手の菜鳥網楽科技有限公司は22日、中国初のモノのインターネット(IoT)ロボット仕分けセンターが南京市で稼働を開始したことを明らかにした。菜鳥によると、IoT技術を通じて、南京の宅配物流産業のデジタル化とスマート化を加速的に実現できるとともに、周辺の華東地域にも波及効果をもたらすことができるという。「北京商報」が伝えた。
同センターは主に中型と大型の貨物の仕分けを手がける。菜鳥のフレキシブルオートメーション技術者の鍾翔さんの説明によると、「このシステムはIoT技術を核心とし、コンピューターのビジュアル技術、マルチエージェントロボットシステム(MAS)の調整技術を応用して、大型貨物をセンター内のプロセス全体でのコントロール、スマート識別、迅速に仕分けることを実現している」という。
同センターのロボット仕分けシステムでは店舗・スーパーで取り扱う貨物の90%以上を処理することができ、効率はこれまでのような人による仕分けの1.6倍になる。また迅速な準備と運搬が可能で、業務に基づいて仕分けフローを増やすこともできるので、普及しやすく、これから産業全体の自動化水準を持続的に向上させていくとみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年1月23日