タクシーを呼ぶより安く、時間に正確で必ず座れ、家から会社の入り口まで直接送り届けてくれる。こんなオーダーメイドのような路線バスがあったら乗ってみたくならないだろうか。9月16日より、上海市民は支付宝(アリペイ)を利用すれば、ワンキー操作でこのオーダーバスを予約することができるようになり、値段はタクシーの10分の1という安さだ。またこれは上海初の人工知能(AI)を利用したオーダーメイドのバス路線でもある。新華社が伝えた。
オーダーバスは新型公共交通移動方式で、「玄関からオフィスまで」モデルを採用し、働く人々によりよい移動サービスを提供する。従来の公共交通と異なり、オーダーバスには支付宝による予約発券システムが採用され、「1人1席」が確保される。移動中は団地の入り口とオフィス周辺の乗降ステーションを除けばどこにも停車せず、従来のバス路線よりも運行速度が大幅に上昇した。
松江-張江間の9番オーダーバスは、上海で初めてAIアルゴリズムに基づいて設定されたオーダー路線だ。飛路バスの崔■■(■は女へんに亭)社長補佐は、「支付宝のバーコード決済や高徳地図、飛路自信の車載データなどを踏まえてわかったことは、松江から張江までの9番は朝と晩に特に混み合い、上下線とも利用者は起点と終点に集中し、途中で下りる利用者は少ないということだ。自家用車の移動ルートは多くの人が同じルートを利用する割合が非常に高く、通勤客フローの移動ニーズは非常に大きい」と話す。
支付宝の関係責任者は、「支付宝が開発した『公共交通脳』はルートの方向、駅の設置、本数を自動でシミュレーションし、オーダーバスは開通してから乗車率が80%を超える。今後3年で全国に普及するだろう」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年9月17日