世界銀行、中国国務院発展研究センター、財政部は17日、「イノベーション中国:中国経済成長の新原動力」報告書を共同発表した。報告書によると、中国は新たなモデルチェンジを迎えており、新経済が興隆し、革新力が急成長している。中国は改革を拡大し、成長の新動力を育成し、イノベーションをさらに促進しなければならない。
報告書によると、中国経済は過去40年間で高度成長期を経験した。高成長から質の高い発展に転じるに伴い、中国経済は新たな成長の原動力を形成し、生産効率を絶えず高め、ガバナンス改革を推進し、新原動力を引き出し、中国のイノベーション体制のモデルチェンジを実現する必要がある。
報告書によると、中国のグローバル・イノベーション・インデックスの順位が安定的に上昇しており、2011年の29位から2018年の17位に浮上し、発展途上国の中で最高位につけている。中国の革新力が急成長中で、イノベーション及び市場競争の促進が中国の未来の成長の鍵になる。
生産性の課題を解消するため、報告書は▽経済における資源配置のねじれの解消▽先新技術及びイノベーションの成果の拡散の加速▽新技術、新製品、新工芸の発明及び創造の促進――という新原動力成長について取り組むべき3つの内容を挙げた。
報告書はさらに、競争強化、国家イノベーション体制の改善、マンパワーの形成の拡大、金融及びマンパワーのより効率的な配置、地域協調発展の推進など7つの具体的な提案を行った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月19日